家賃とエリアを決める
まず最初に決めることは、家賃の予算と住むエリアです。
部屋探しをするうえでは、最初に家賃の上限を決めてしまうほうがスムーズです。家賃は一般的に「手取り収入の3分の1以下」が目安とされているため、まずは毎月の収入から上限額を設定しましょう。
ただ、貯金に力を入れたいと考えている人や、食費や交際費などがたくさんかかる人は3分の1よりも低く見積もっておく必要があります。家賃の上限は、後から下げるのが難しいため、余裕のある金額に設定しておくことが大切です。
家賃の相場はエリアによって異なるため、先に家賃の予算を決めておくと住むエリアを絞り込みやすいです。
また住むエリアを決める際は、通勤・通学時間にも注目しましょう。気になるエリアがあれば、実際にその街に足を運んで、雰囲気を確かめてみるのも良いと思います。
人気エリアは家賃が高めなことが多いです。それでも、住宅を購入するよりは気軽に好きなエリアに住めるのが、賃貸物件のメリットと言えます。
外せない条件などを決める
エリアが決まったら、続いては住みたい物件の条件を考えましょう。
こだわり条件が多いと家賃が高くなりやすいので、3つほどまでに絞っておくと良いです。
こだわり条件を決めるときには、項目ごとに「絶対必要」「あれば便利」「なくてもいい」といった3段階で優先度を決め、必要性が高い順に優先順位をつけていくのがおすすめです。
設備はあれもこれもと欲張ると、希望の家賃で物件が見つからなくなることもあるので注意が必要です。希望条件には優先順位をつけ、順位の高い条件を優先するなど柔軟に考えるようにしましょう。
物件検索サイトで、物件を探してみる
家賃と住むエリア、そして希望条件が決まったら、物件検索サイトを使って物件を探してみましょう。
希望条件を入力すると、条件に当てはまる物件が表示されます。候補が多い場合は検索条件を変えると検索しやすいです。多くの条件を入力しすぎると物件が見つからなくなってしまうので、先ほど設定した優先順位を意識して検索することをおすすめします。
初期費用のチェックも忘れずに
初期費用の総額については、多めに見積もって、家賃の4.5倍～5倍程度と考えておくと安心です。
ただし、これは物件、エリアの特性により異なります。以前は敷金1カ月、礼金1カ月ということが一般的でしたが、現在物件によっては、礼金がない物件や仲介手数料がないという物件も増えています。
一方で、敷金礼金はゼロ、仲介手数料ゼロであっても、「契約手数料」などの名目が加算されていることもあります。契約内容について分からないことがあれば、一つずつ内容を確認していきましょう。
